「麒麟がくる」最終回を前に。カウンセラーとして注目していた信長と帰蝶の関係。

1年2カ月、追い続けた大河ドラマ「麒麟がくる」がいよいよ最終回を迎える。

BS放送は見逃してしまったので(18時からだと思っていたら、最終回なので15分前倒しになっていた!トホホ)

20時からの地上波放送に向けて、待機している。

今日は終日忙しかったが、頭の中は「キリン」が駆け巡っていた。

キリンレモン、キリンビール、キリンのおもちゃ。何を見ても、キリン、キリン。

車に乗ってもテーマソングが頭の中を駆け巡り、登場人物たちの姿がチラついた。

織田信長と明智光秀という歴史上でも一番好きな題材を池端俊策という大好きな脚本が描く。

放送が始める前から私はこの大河ドラマをとても楽しみにしていた。

初回放送では確かな手ごたえを感じていた。
「麒麟がくる」第1話つぶやき。麒麟というテーマが格好いい。最新知見を取り入れた正統派大河ドラマ。

正直、放送中盤は中だるみ感があって、見るのをやめようかと思った。

信長上洛までなかなかたどり着かず、このまま続けても終わらないんじゃないの?と不信感を抱いたことも何度もあった。

しかし、その度に「池端御大が、きっとなんとかしてくれるはず」と思い直し、視聴を続けてきた。

その通り、最終回に向けて、終盤は尻上がりに面白くなり、盛り上がりをみせている。

朝廷黒幕説、秀吉黒幕説、家康黒幕説、四国討伐のいざこざ説、パワハラ怨恨説、もはやどの説が来てもおかしくない。

また、この一週間、「物語は意外な結末」などと最終回にまつわるニュースが流れている。

コロナ禍の撮影延期などで、まとまり切らない部分もあるのだろう。

ただ、どんな結末を迎えても、私はこの物語を受け止めようと思っている。

唯一惜しまれるのが、川口春奈演じる信長の妻・帰蝶の登場の少なさだ。

彼女は降板した沢尻エリカのピンチヒッターながら、この役をのびのびと演じ、見事に自分のものとした。

私は当初、この物語のきわめて心理学的な要素に着目していた。

それは、ロックマン(辛い経験により心を閉ざした男性)である信長を、帰蝶と光秀が親代わりとなって「育て直し」をするという、設定だ。

私のカウンセラーの師匠・根本氏は、ロックマンな男性と安定的なパートナーシップを築くには、女性がその男性を育て直すような行為が必要であると説いている。

「麒麟がくる」はそんなロックマンを育て直す過程が、1年を通して見られる稀有なドラマになるのではないか、と期待していた。

さらに、このドラマの面白いところは、帰蝶が母親の代わりになるだけではなく、光秀が父親代わりとなるという設定だ。

帰蝶が心の安全基地となり、光秀が将来のビジョンを示し、コーチのように導く。

そうやって2人が母親から愛されず心が少年のまま止まっていた信長を育て、尾張のいち武将にとどまらず天下を目指す武将に育てあげる、というからくりだ。

光秀が信長を要所で導くシーン(まるでコーチング!)は随所にちりばめられていた。

しかし、新型コロナで撮影が中断した影響なのか、川口春香の出演シーンは激減し、信長と帰蝶の関係はほとんど描かれなかった。

つまり残念ながら、帰蝶が信長を育て直す過程は、ほとんど見られなかったのだ。

そんな中でも、川口春奈は出演シーンが少ない中で、その間に何があったのか視聴者に豊かに想像させるような、演技を見せたのだ。

女王として母として信長をリードし、女性としての魅力にあふれながら、信長との関係に大変苦労した様子が垣間見られたのである。

目を患った帰蝶が、日の光を眩しがる演技は、秀逸だった。

父の道三が光秀に示した大きな国という光。

その光に向けて突き進んだ信長と光秀の関係が、今や破綻しようとしている。

物語の核たるシーンを憂いを帯びながら、見事に演じてみせた。あっぱれである。

最終回でも川口春奈がどんな演技を見せてくれるのか、そして信長と光秀の関係がどんな風に終止符を打つのか、カウンセラーとしても、楽しみだ。

あきらめるな!全力で立ち向かえ!⇐【お悩み相談】42歳女性です。既婚者に騙されて中絶しました。

ココロノマルシェに届いたお悩み相談に回答しました。

あきらめるな! 全力で立ち向かえ!(要約)

【42歳女性です。既婚者に騙されて中絶しました(ななさん)】

1年前婚活アプリサイトで出会った人と、相手からのアプローチで交際することとなり、半年間ほど付き合いました。
こちらは年齢のこともあり、早い段階での子供も結婚も希望していることも伝えた上でのお付き合いでした。

それまでもお付き合いしてきた人はずっといましたが、結婚を決断するまでの勇気がでず、この年齢まで未婚でした。
そんな中で、何でも話し相談でき、私の今までの人生すべてを肯定してくれ、心から安心感と充足感を与えてくれる人と出会い、この人となら結婚して子供が欲しいと心から思えていました。相手も慎重な私を変えるほど、私への気持ちや思いを熱心に伝え行動する人でした。

半年ほど経った時に妊娠が判明し、戸惑いながらも喜んで伝えたところ、堕胎して欲しいと言われそのまま音信不通、携帯も解約され行方がわからなくなりました。
介護のため両親と同居していると伝えられていたため自宅もわからず、音信不通の3週間、絶望とショックでなにも食べれず眠れませんでした。

その後、公衆電話から堕胎したかの確認の電話があり、そこで初めて配偶者も子供もいることを知らされました。
その後の対応も会話も、自己保身のためだけの酷いもので、今でも心に深く傷が刻まれています。

堕胎手術の後、再度連絡手段を断たれた私は、怒りと絶望とで日常生活を送ることもままならない状況でした。

半年たった今、守りきれなかった命をどうしても迎えにいきたい一心で、なんとか卵子凍結を行い、力を振り絞って弁護士に依頼し身元を追い慰謝料請求をしているところです。

ただ、どうしても人を信じる心、人の好意を受け取るということ、信頼し合い家族を築くということがこの先すぐにできるとは到底思えず、毎日苦しんでいます。何年も経てばきっと回復するだろうことはわかっていますが、42という年齢で子供を授かるチャンスはもうほとんどありません。心では嫌でも無理矢理にでも外に出て、信じ合える人と出会い、家族を築くという今の私には不可能にも思えることをこの1-2年でしない限り、子供のいない人生を受け入れるしかないということです。

ここでそれを受け入れてしまうと、相手を一生死ぬまで憎むと思います。そんな人生にしたくないために、卵子凍結や慰謝料請求をしたのですが、婚活をすること自体が苦しくてたまりません。どうすれば限られた時間で、人を憎む心を手放し、感情を取り戻し、人を信じて、受け入れれるようになるでしょうか。

*****

ななさん、こんにちは。

この相談文を読んで、あなたに言葉を届けたいと思い、初めてマルシェに回答しました。

筆舌に尽くしがたいご経験、本当に辛かったと思います。

そして、壮絶な経験の中、力を振り絞って、よくぞ生きていて下さいました。

私のはらわたは煮えくり返っております。ブチ切れております。

音信不通になったその男性に対して。

子供を授かる年齢は限られているというのに、いったい何てことをしてくれたのだ!

必殺仕事人となって”天誅”を加えたいくらいです。冗談ではなく。

カウンセラーとしては、「まずは休んで。自分に時間がかかることを許してあげて」

と言いたい所ですが、

おそらく、今のななさんには中途半端な言葉はいらないと思うのです。

だから、あえてスパルタで回答します。

5年後、10年後のあなたが後悔しないように、

ここから人生を逆転する方法を50通り、いや100通り考えましょう。

信じ合える人と出会い、家族を築く手段を

守り切れなかった命、赤ちゃんを迎えにいくための手段を

世界中から片っ端から探しましょう。

>どうすれば限られた時間で、人を憎む心を手放し、感情を取り戻し、人を信じて、受け入れれるようになるでしょうか。

とにかく、まずは怒りを解放する方法を探しましょう!

その男性を見つけ出して、言葉で怒りをぶつけるのがてっとり早いと思います。

ただ、言葉だけではすまないほど、怒りが解放されてしまうかもしれません。

そうなると、ななさんご自身の今後の人生にとって、よくありません。

ですから、ここはカウンセラーに手伝って怒りを解放していくのが良いと思います。

「向き合うワーク」というものがあります。

イメージの中でその男性に対して、言いたいことや怒りをぶつけるのです。

イメージと侮らないで下さい。これはリアルでやるのと同じような心への効果があります。

また、実際に会って話す際の予行練習にもなります。

自分で怒りを解放するやり方としては、

新聞紙をまるめて叩きながら、

恨みの言葉を吐き出すのも有効だと個人的に思います。

あるいはお恨み帳に呪いの言葉を書き連ねて、火をつけて燃やすとか。

とにかく、いろいろなカウンセラーのブログを読むなどして、自分に合った怒りを吐き出す方法を片っ端から試してみましょう。

そうして怒りを解放しながらも、自分をケアすることを忘れないで。

お風呂や温泉につかりながら、毎日自分を抱きしめてあげてください。

ぬくもりを伝えてあげてください。

さすりながら、丁寧に丁寧に、自分に言葉をかけてあげてください。

※私も婚活中にやっていました。
炭酸泉で意識と無意識の狭間へ。6歳の泣いている自分と対峙する。

>ただ、どうしても人を信じる心、人の好意を受け取るということ、信頼し合い家族を築くということがこの先すぐにできるとは到底思えず、毎日苦しんでいます。

ななさんは、これだけの目に遭っても、あきらめていないじゃないですか。

「信じ合える人と出会い、家族を築く」ということを。「子供を授かる」ということを。

だから、どんなに苦しくても続けているんでしょ。婚活を。

これは本当に本当にすごいことです。オリンピック選手並みの底力です。

だから、まずは信じてあげてください。人は信じられなくても、自分自身の力強さを。

無様で泥臭いかもしれないけれど、あきらめずに奔走し続ける自分自身を。

これだけの目に遭っても、望みを捨てずに進み続ける自分自身を。

そして、これだけの目に遭ったななさんには、

人の痛みや悲しみが分かるんです。苦しみが分かるんです。絶望が分かるんです。

そんな人こそ、人を癒す温かい家庭が築ける。

私はそう確信しています。

絶望を乗り越えた先には、同じような痛みを癒してきた人と、引き合うようになります。

出会う人の精神的なレベルが格段に変わってきます。

私がそうでした。

この先、素晴らしい出会いが待っています。一生涯大事にしてくれる人と巡り合います。

あなたにふさわしい男性はこの世界に確実に存在します。

だから、とにかく自分を信じて、

結婚と子供を授かることに、とことんコミットし続けましょう。

あらゆる人に頼りましょう。

家族知人友人同僚カウンセラー、片っ端から助けを乞いましょう。出会いを求めましょう。

今は食事に行きづらいご時世ですから、電話やオンラインで話を聞いてもらいましょう。

根本さんのお弟子さんに片っ端からあたるのもいいかもしれない。

駆け出しとはいえ、とにかく優秀な方ばかりです。さまざまな知見、武器をさずけてくれるでしょう。

>婚活をすること自体が苦しくてたまりません。

時間がないのは百も承知ですが、私はいったん婚活を休むことをお勧めします。

最低でも1カ月、できたら数カ月は休んだ方がいいと思います。

このまま怒りを抱えたまま、出会いを探し求めても、

お相手に怒りが潜在的に伝わって、余計敬遠されてしまいます。

いくら平然を装っても、男性不信の女性を、男性は直感的に察知します。

まずは休んで、怒りを解放して、いったん心を落ち着けてから、

再開した方が上手くいく確率が高まるでしょう。

これは本気で子供を望むならば、長期的に見て、時間を大切にすることにつながります。

再開後はアプリではなく、結婚相談所に登録しましょう。

IBJなど複数の端末が使える相談所がいいと思います。

結婚や子供を持つことへの覚悟が決まった男性が大勢登録しています。

既婚男性につかまる心配もありません。

 

できることを、まずはとことんやりましょう。

とことんやったその先に、

新たな道やライフワークが見つかるかもしれません。

それが見えてくるまでは、全力であらゆる手段を試しましょう。

 

最後に大河ドラマ『真田丸』の真田幸村の言葉を贈ります。

私が大好きな言葉です。

 

 

「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」

 

 

子育てをしながら在宅ワークする才能。お弟子仲間と話して。

【子育てをしながら在宅ワークする才能。お弟子仲間と話して。】

前回 働きたくても働けない。フリーランス保活難民まっしぐら。

ちょうどフリーランスの先輩と話す機会があった。

1期お弟子仲間の黒江香さん。セクシャリティや女性性を扱うカウンセラー。

コロナ禍で帰省をやめて、家にこもりっぱなしの中、元旦から話し相手となってくれた。

ありがたい。

フリーランスを始めてから、同業者だからか、彼女を意識し、尊敬するようになった。

それは彼女の実行力の速さだ。

彼女は非常に腰が軽い。

自分で何かアイデアを思いついたら、他人の目を気にせず、すぐに動く。

分からなかったら、すぐに人に聞く。

聞いたことは、何でも試してみる。

やると決めたらブレない。マイペースにひたすら続ける。

いったいどうやって子育てしながら、仕事をしていたのだろう。

彼女も当初は保育所に子供を預けられず、旦那様の帰宅が遅いため、ワンオペ育児をしていたそうだ。

そこで一時預かりをしてくれる保育所を見つけて、少しずつ仕事を再開したとのこと。

あとは、日常でのほんのちょっとした工夫だ。

子供を相手に講師業の練習をしてみたり、早く寝かしつける工夫をしてみたり。

自分自身が煮詰まらないように、家の中で少しでも子供と楽しく過ごす工夫をすること。

色々と聞いてみると、ちょっとした日常生活の中の工夫がわんさかと出てくる。

「すごいねー!」

思わず口をついた。

彼女は「そういわれてみると、生活の中で楽しみを見つけることは得意だけど…」

とピンときていない様子。

後々聞いたら、彼女はこの「すごい」を受け止められなかったという。

自己肯定感の問題もあるかもしれないが、

これが”才能”というものだと思った。

自分ではごくごく当たり前にできてしまうこと。

自分ではたいして「すごい」とは思わないこと。

で、他人に与えると感謝されること。

彼女は日常を楽しみながら、子育てを楽しみながら、仕事をする術を知っている。

最近の彼女のSNSの投稿は、キラキラしている。

手料理や家に飾ったお花、子供との他愛ないやり取りなど、日常に身近な投稿が多くなったことが関係していると思う。

とてもいいエネルギーを感じる。

日常に楽しみを見出す、彼女の才能が伝わってくるからだろう。

さてと、私は家事育児をしながら、在宅で仕事ができるだろうか……。

 

 

 

働きたくても働けない。フリーランス保活難民まっしぐら。

【働きたくても働けない。フリーランス保活難民まっしぐら。】

困ったことになった。

働けない。働きたくても、働きようがない。

妊娠して出産して子育てして、フリーランスとしての仕事は結局できていない。

働きたいのだが、働けない。

子供の預け先がないのである。

自営だと点数が低くて保育所に入れない。だから働けない。だから保育所に入れない。

ああ、、、無限ループ。

制度のひずみにハマってしまった感がある。

自営・フリーランスになって分かったこと、それは乳飲み子を育てるにはあまりにも不利だということだ。

この国の制度は今、共働き正社員を前提にできている。

役所に相談したら、「お子さんが寝ている間に仕事できますね」と言われて門前払いとなった。

悲しいことだが、いまの日本は正社員でない人が子育てするには著しく不利である。

せっかく会社というしがらみから離れて、好きに仕事できると思ったのに!

実家も遠い、ベビーシッターもいない。

田舎暮らしは自然に囲まれていて楽しいが、乳飲み子を育てるにはデメリットが多い。

育休も産休もない。ひたすら無収入が続くということは、「お金のブロック」が強い私には、正直とても心臓に悪い。

好きな仕事をして稼いでいるということは、私のアイデンティティの一部であった。

お金が稼げない。あまりに張り合いのない生活。

旦那さんの稼ぎをあてにするしかないのだ。

あなた行ってらっしゃい。私たちのために頑張ってきて♡

と見送るということだ。

「逃げ恥」のように、家事育児労働代を旦那さんに請求したいが、

旦那さんの稼ぎで支払うことは難しい。

自立を手放せということなのか。

育児に価値を見出して、ひたすら集中しろということなのか。

専業主婦道を極めよということなのか。

2021年、私は何者になるのだろうか。

今年1年を月ごとに振り返る

こんにちは、テツコハナヤマです。

大晦日なので、今年1年をざっくりと月ごとに振り返ってみました。

【1月】
フリーランスとして華々しく船出するも、
10日ごろからつわりでほとんど食べられなくなる。

【2月】
つわり悪化。一時、寝たきりに。
目がちらつき、パソコンやスマホがいじれない。
仕事もほとんどキャンセル。

【3月】
つわりで寝たきり。この頃には何もできなくなる。
コロナ疑惑の風邪。減圧室で防護服で診察を受ける。

【4月】
食べ物のつわりは終わり、何でも食べられるように。体重増加。
引き続き、においのつわりは続く。目の不調、倦怠感が続く。
島から都内へ行き来できなくなる。

【5月】
一時、カウンセリングを再開する。
目の不調で本も読めずテレビも見られないので、とにかく散歩する。
においのつわりがなくなってきて、料理にはまる。

【6月】
とにかく散歩する。料理する。
深夜に睡眠が浅くて眠れない日々が続く。

【7月】
里帰りのため都内へ。
実家の居心地が悪くなりホテルへ。
2波到来、コロナにおびえながら過ごす。

【8月】
院内コロナ発生で立ち合いも面会も禁止の中、無事に出産。
スパルタ母乳指導に、産後わずか3日で音を上げる。混合へ。
両親の育児力はんぱない。実家のありがたさを痛感。

【9月】
里帰りを終え、島に帰る。
3カ月空けた家の中がカビだらけ。
育児に慣れない旦那にキレまくる。

【10月】
緊張感の中、バリバリにワンオペ育児する。
睡眠不足でフラフラ。
コロナ禍で、ママ友ができない。

【11月】
お互い疲れがたまって、夫婦間の衝突が絶えない。
産後ドゥーラが偶然見つかり、週1回家事を手伝ってもらう。
お弟子仲間のカウンセリングを受け始める。

【12月】
感情の浮き沈みをコントロールできない。
旦那にキレまくった挙句、旦那にキレ返される。別居も検討する。
腰痛、アレルギー発症で、旦那に育休を要請。
各方面にSOSを発する。

*****

この1年を振り返ると、コロナ禍の妊娠、出産、子育てをよく乗り切ったなあと思いました。

一方、仕事やカウンセリング関係の皆様には返信が滞り、本当にご迷惑をおかけしました。

仕事や書き物、ブログ更新などアウトプットがほとんどできなかったのは辛いことでしたが、今はそんなことしている場合じゃない、子供に集中せよと、神様に言われたような気がしました。

コロナ禍の育児、本当に孤独です。

もちろん、授かった子供はもちろん可愛くて仕方ないですけれど、それは置いておいて。

私は普段は病気の予防や健康管理にはルーズなタイプです。

気にしたってしゃーない、病気にかかる時はかかる。それより好きなもの食べて運動して免疫高めとけばいいでしょ?ぐらいのノリでした。

が、今回ばかりは「正体がよく分からないウイルスから赤ん坊を守らなきゃ!」という緊張感がハンパない。母親としての防衛本能が発動しているのでしょうか。

そして親兄弟、親戚、友人にも会えず、ママ友もできずらい。行政のサポートもほとんどありません。話す場所、人とつながれる場所がない。

私のように日本中で孤独に育児している人たちが大勢いるんだろうな。来年は、そうした方々とつながりを持ちたいなと思います。

私の爆発を受け止めて、いつも前向きに進化してくれる旦那さんには本当に感謝です。ありがとう、ありがとう! 大晦日にはきちんと言葉で感謝を伝えよう。

今も産後クライシスで家庭内はゴタゴタですが、来年は家族も自分も心地よく暮らせるようにしたいな。爆発の回数を減らす方法を考えます。

皆様もよいお年をお迎えください。

「私は自由」と唱えたら、子供がかわいいと思える瞬間が確実に増えた。

「私は自由」。

そう口に出してから、だいぶ気分が変わった。

忙しい状況は変わっていないのに、不思議だ。

ふと手を止めて姫の顔をじっと見ながら、「あら、かわいい♡」と思う瞬間が確実に増えた。

育児の合間に無理に色々とやろうとしないで、ゴロンと横になれるようにもなった。

家事や雑務が進まなくても、「まあ、姫が1日無事に生き抜いてくれればオッケー」と思えるようになってきた。

この心の余裕は、どこから来ているのだろう。

自由になるのも、ならないのも、自分次第。選択権は自分が握っている、と思えたからだろうか。

いつもの執着と手放しの原理だ。

からくりはたぶん、こうだ。

今までは、「自由でありたい」「自分の時間が欲しい」と必死に自由に執着していた。

執着は選択肢がない状態、おそれの気持ちから生じる。

私の場合は「自分の時間が奪われる」というおそれの気持ちだった。

でも、執着を、前向きなこだわりに変えてみる。

「育児をしながら、自分らしい時間を持つ」という前向きなこだわりへ。

すると、

「今の不自由という状況は自分で選んでいる。

もっとも赤ん坊を育てているんだから、しゃーない面もある。

ただ、いざとなったら知恵と工夫次第で、いつでも私は自由になれる。

選択権は自分にある」

と思うようになる。

前向きなこだわりは、ワクワクするエネルギーを作る。

そうすると、自分が余裕を持つことに対して、色々な手を思いつくようになる。

家事は外注したっていい。料理は手を抜いたっていい。

食費気にせず、お惣菜に頼ってもいい。(島のお惣菜は本土の2倍する)

ブログや日記は全然書けなくてもいい。

おふろに入れなくてもいい。(そりゃ、入りたいけど)

きつかったら、遠方の実家に戻ればいい。(親との仲はおいといて、育児は頭数が多い方がいい)

とにかく誰かに頼ればいい。産後ドゥーラとかベビーシッター。

旦那さんを育成する、とか。

コーヒーもガバガバ飲まなきゃ大丈夫。飲んじゃえ、飲んじゃえ。

さらに、罪悪感やもろもろの思いに縛られていたのだとも気づいた。

子供をかわいいと、いつも思っていない自分にイライラする。

母親なのに、のんびりしていたら、忙しい人たちに申し訳ない。

元祖ワンオペの母親と同じ気持ちを味わいたい。

世の中には、不妊治療に励んでいる人たちもいる。私はスムーズに授かったんだから、たかが育児で文句を言うべきではない。

産む病院でコロナ患者が出たと知ってストレスマックスだった時、「この子だけは無事に産みたい。後の願いはどうなっても構わない」と思ったくせに、不自由なことに対して愚痴をいうべきではない。
(ただ、こう思ったことは、一生心に刻んでおきたい)

などなど……

ブログを読んだ人から、「自分なりの新しいお母さん像を作っている」とのメッセージもいただいた。

私は心に余裕を持って、子供と接したい。

ワンオペ・ヒステリー母を反面教師に、どうしたら自分らしく余裕を持てるか、これからも思考錯誤していく。

不自由を楽しみながら、自分の時間を作りつつ、育児をしたい。

それが私の願いだ。

母になっても「私は自由」。久しぶりの海辺で瞑想から得た言葉。

里帰り先から帰って、旦那さんと二人だけの育児が始まった。

旦那さんは子供の扱いがまだよく分かっておらず、実質ワンオペ状態。

3カ月留守にした家の中はちっとも片付いておらず、ゼロからというよりも、マイナスからのスタート。

やる事が山積みで、育児の合間にひたすらタスクをこなす仕事モード。

ああ、やらなきゃ、やらなきゃ、やらなきゃ……やることが、たくさん!

いつまでたっても終わらない。

子供との時間を楽しむ余裕は正直ない。睡眠不足で常にけだるい。

赤ちゃんが泣いたりぐずったりすると、イライラしてしまう。

そして旦那さんにもあたってしまう。

そんな自分まで嫌になってしまう。

最初の1週間で、家族水入らずの生活は行き詰ってしまった。

旦那さんに子供を見てもらっている最中、衝動的に海辺へと車を走らせた。

妊娠中にはよく散歩、瞑想をして、たくさんのインスピレーションを得た場所。

夕闇は海と空の狭間に美しいグラデーションを作り、漁火がチラチラと輝いていた。

こんなに大自然に身を浸すのは、何カ月ぶりだろう!

久しぶりにほんの数分、自然に身を委ねて、呼吸してみた。

そうして、ふと湧いてきた言葉。

「自由」

「私は自由」

母になると、不自由になる。

夫は協力してれず、妻にばかり負担がのしかかって、イライラし続ける。

自分ばかりが我慢して、自己犠牲ばかり。

私は以前から母になることについて、そんな観念、思い込みを持っている。

私の母は元祖ワンオペ・ワーキングマザー。

いつも余裕がなくイライラしていて、ノロい私は日常的に容赦ない鉄拳、罵声をくらっていた。

こんな経験から、私は子供が欲しいと思うと同時に、子供を持つことが恐怖だった。

子供を産むまでは、この思い込みとの格闘の日々だった。

そうして、母の姿をコピーしたように、私は今、イライラして、夫にあたりまくっている。

でも、母になったら、不自由になる。

本当にそうなのだろうか。

いや、人間、どこで何をしていても、心は自由なはずなのだ。

自由でないのは、自分が自分で自由をなくしているのだ。

根本さんが常々説いているように、欲しいものは両方手に入れていい。
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/35601

母であることも、自由であることも。

誰にもしばられない。

「私は自由」

そうつぶやいてみたら、心がほおっと溶けるように、軽くなった。

「私は自由」

「私は自由」

母になっても、育児で大変でも、私は誰にも縛られず、自由である。

もちろん、育児は大変な仕事だ。時間もお金も心の余裕もなくなる(ように思える)。

日本のお母さんには、えげつないくらいの理想と負担と責任がのしかかる(ように思える)。

でも、「育児をしながらでも、私の心は自由」

そう感じる方法は、必ずあるはずだ。

帰り道、にゃんこがたくさん寄ってきた。

うち一匹に、我が子の面影を感じた。

さてさて、おうちに戻ろう。

出産から1カ月余り。「可愛い」と思うハードルの高さ。ものすごいスピードで1日が終わる。

出産から1カ月がたちました。

正直、睡眠とご飯、おふろの時間を確保するのに精いっぱい。
(おふろはうっかりすると入り忘れます)

覚悟はしていたものの、予想以上に自分の時間が取れません。

ママになっても、自分の時間は何とか確保する!と密かに誓っていたのに…。

ストレス発散になるので、せめてブログを書く時間だけでも確保したい。

いや、もう時間をコントロールしようとしないほうがいいのか。

子供のペースに身を委ねて、自分の時間が欲しいという思いを手放した方がいいのか。

心は揺れています。

子育て経験のある方、何かアドバイスがあったら、お願いします。

授乳とオムツ交換、泣いてあやしてを繰り返しているうちに、

毎日があっという間に終わっていく。

とにかく1日が過ぎるのが早い!

朝起きて、気がつけば夜になっている。

浦島太郎になったのか、時間軸が狂ったのか、というくらい、とんでもないスピードで毎日が過ぎていく。

お世話が義務的に、仕事のようになって「やらなきゃ、やらなきゃ」で頭がいっぱい。

「早く寝てくれないかな」「早くミルク飲み終わってくれないかな」「早く泣き止まないかな」

ああ、早く!早く!早く!

追い立てられるように、疲れた身体にムチ打って、作業をこなしていく感じ。

タイミング悪く泣き始めると、舌打ちして、「ちっ!このウ〇コ垂れ蔵め!」と悪態ついたり。

赤ちゃんとの時間って、もっと甘くてほわほわした幸せの時間だと思っていたのになあ。

そんな甘くてやわらかい時間は、自分に心の余裕があって、しかも意図しないと、なかなか確保できない。

周りの子育て中のお母さんに聞いても、時間の感覚はだいたいこんなものみたい。

「育児が楽しい。子供が素直にかわいいと思えたのは、ずいぶん時間がたってから」

そんな話をしてくれたママさんが何人もいた。

もちろん、我が子を「かわいい」と思わない母親はいない。

けれど、心に余裕を持って「かわいい」と思えるのに、そんなハードルがあることだなんて!

出産前には知らなかったよ!

ていうか、そんな育児嫌だよ―! 殺伐としてばかりの育児なんて嫌だー!

20代の体力はないけれど、年の功、知恵と知識を活かして、ココロに余裕を持ちたい。

ほわほわした幸せな時間、かわいいと思える時間を、5分でもいい、毎日味わいたい。

それで、寝かしつけの時間に、1日を振返りながら、ありがとうを言う時間を作りました。

おっぱいをあげながら、キスしながら、

「朝起きるの早かったね。

真っ赤なお洋服が似合っているね。

うんちがいっぱい出たね。

エビカニクスの曲に合わせて踊ったね。

お散歩して、会った人に話しかけられたね。

うんちゃら、かんちゃら……

今日も1日頑張って生きてくれて、ありがとう。

無事に過ごしてくれて、ありがとう。

1日一緒にいてくれて、ありがとう。

ママ幸せだよ。

明日もよろしくね。」

この言葉を唱えていると、

じんわり幸せに包まれて、涙が出てくることがよくある。

日中の殺伐とした気持ち、ムカッとした気持ちも、この数分で何とかチャラになる。

そんな感じで、殺伐としながらも、無事1カ月を乗り切ることができた。

姫よ、産まれてきてくれてありがとう。

とりあえず1カ月無事に生きていてくれてありがとう。

ママもこのカ月、頑張ってお世話してくれてありがとう。

この1カ月、お互いに生き抜いただけで、万々歳だ!

明日もよろしくね。

無事に女の子を出産しました。

テツコハナヤマです。

先週、無事に女の子を出産しました。

およそ3200グラム。母子共に健康です‼

破水して明け方に病院に行き、陣痛が始まってから10時間弱。

初産婦だと1日がかりになることが多いので、

助産師さんからは「スピード安産」と称えられましたが、

お産が急速に進んだせいか、出血がダラダラ続き、予想以上に体力が消耗しました。

新型コロナの影響で、立ち会い出産も面会も一切禁止。

仕方なく産まれたての我が子を、分娩台の上から自分で撮影しました。

産院は出産2日目から夜間も母子同室。

私自身は混合(母乳+ミルク)希望だったのですが

産院側は強引に完全母乳(ミルクはダメ)を押し進め、

授乳がうまくできず、睡眠不足で早々にノイローゼになりました。

今週、退院して実家に帰ってきて、旦那さんや家族と喜びを分かち合い、

一息つく余裕ができて、ようやく子供を授かったという実感をかみしめています。

私のお腹に来てくれた。

そして無事に産まれてきてくれた。

それだけで、本当にありがたいことです。

産まれてきてくれて、ありがとう。

1日無事に生きてくれて、ありがとう。

1日に1回は必ず声に出して、赤ちゃんに伝えています。

このブログで見守って下さった方々に、心よりお礼申し上げます。

 

里帰り1カ月で色んなことがありすぎて…まだ産まれません。

こんにちは。テツコハナヤマです。

現在妊娠38週ですが、赤ちゃんはまだ産まれる気配はありません。

医療体制やサポート体制などを検討し、悩み抜いた末、7月に実家に里帰りして産むことになりました。

が……毒親家庭への里帰り、やはり一筋縄ではいきませんでした。

この1カ月でこんな経過をたどりました。

・実家に帰る直前に呼吸が苦しくなるも、とりやめず何とか出発
・潔癖症のお父さんがコロナで家に引きこもり、まったく外出しない
・そもそも父への嫌悪感が激しく、同じ家に住むのが辛い
・両親が相変わらず不仲。喧嘩、暴言、逆切れに巻き込まれ、喧嘩の仲裁に入る日々
・母が優しい旦那に嫉妬して、爆発しまくり
・実家に居られず、ファミレスを転々とする日々
・妊婦の前でキレてはいけない、機嫌を取らせてはいけないと両親に説明する
・ていうか、キレてるってどういうこと?と父から基本的な質問が飛び出す
・身体が拒絶反応をおこして強張るようになり、ホテルへ退避
・10日間ホテルで独りきりになって癒される
・実家に戻る。両親は反省して優しくなっていた
・パーソナルスペース確保のため、ついたてを購入
・父が視界に入らず、実家で快適に過ごせるように
・産む病院でコロナ院内感染発覚!で動揺中☚今ここ

臨月なので、お腹はパンパン。

ただでさえコロナ渦で先が見通せない中、

メンタル、肉体ともになかなかにシンドイ状況ですが、

心理学を勉強したお陰で、メンタルの切り替えがかなり早くなりました。

昔だったら、パニックになってとっくに自滅して、身体も壊れていたと思います。

困ったら、すみやかに人や仲間に相談して、一人でたこつぼにハマっていないか、客観的に検証するようにしてきました。

支えてくれるママ先輩、仲間たちには、感謝してもしきれません。

適切な助言、さまざまな視点、励ましの言葉を受けて、前向きになれます。

そして、旦那さんは、毎日電話やメールで優しい言葉をかけてくれて、私をサポートしてくれています。

「とにかくリラックスして、心地良く過ごすことを最優先にして」と言ってくれて、ありがたいです。

実家でピリピリしていても、旦那さんとやり取りすると、ココロが温泉に入ったように、ほかほかとほぐれます。彼の癒しのパワーに救われています。

こんな状況で「次、次!」とひとつひとつ乗り越えて、今に至ります。

詳細を下書きに書いているので、ボチボチ公開したいのですが、ブログの更新もしんどいので、余裕が出てきたら…。

ほんと、何とか無事に産めるといいなー。今はそれだけです。