私がアダルトチルドレン、そして両親が毒親だと気づいてから3年。
最初は一人で戦いを挑みました。やがて親戚や周囲も「うちの家族が何やらもめているらしい」と気づき始めました。
周囲から色々と状況を聞かれるようになり、私は「親から暴言を受けて、ずっと傷ついてきた」と人との会話でほのめかすようになりました。
「変なことを言っている」「失礼」と顔をしかめる人もいましたが、一部の人の反応は違いました。
「えっ、実は私もなんだけど……」
今まで何十年と付き合ってきた親戚や知人の何人かと、初めて腹を割って話すようになりました。親からされた仕打ちを、泣きながら告白してきた親戚もいました。
それから、私は知人親戚らと、定期的に会合を開いて、毒親の情報交換をしたり、愚痴を言い合ったりするようになりました。
自分の祖父母、さらにその上に強力な“毒親”がいると、その影響は下の世代にドミノ倒しで波及します。
子供は親を見本として、子育ての仕方までコピーします。自分の”親の見本”は基本的には親しかいないからです。
毒親に育てられた子供は、途中で気づかないと、同じような子育てをする毒親になってしまう可能性があります。
こうして毒親はどんどんコピーされていきます。
下手したら、親戚一同、アダルトチルドレンで毒親の影響を受けているという可能性だってありうるのです。
だから、あなたが覚悟を決めて、毒親と対峙することで、影響が親戚一同に波及し、”毒親連鎖ドミノ”を断ち切ることにつながるかもしれないのです。
また、「類は友を呼ぶ」という言葉のとおり、あなたの周囲にも毒親持ち、アダルトチルドレンの友人知人が実はいるのかもしれません。
だから、あなたが声をあげることは、大きな意味と価値があるのです。「ひょっとしたら自分もそうかもしれない」。周囲の人が気づくきっかけとなるのです。
長女の乱は、周囲を確実に揺さぶります。親戚、友人、知人に波及します。
今、二人の知人、親戚が毒親との対決、“長女の乱”を起こしています。
私が辛い時、彼女はいつも愚痴を聞いて、寄り添ってくれました。そして、今度は彼女が戦いを挑んでいます。
彼女も今、しんどいだろうけど、きっと道は開ける。遠くから祈りを込めて、このブログを書いています。
「こんな家族は変だよ!」「もう我慢はしたくない」。
あなたが声をあげることが、革命の火種となって、周囲に広がっていきます。
最初は変な目で見られるかもしれない。親不孝と言われるかもしれない。
だけど、「おかしいと思うことを、おかしいと、当たり前に言う」。「傷ついたら、悲しい、つらい、やめてほしいと相手に告げる」。その積み重ねがあなたを変え、周囲をも巻き込んであなたの取り巻く環境を確実に変えていきます。
声をあげること、周囲に訴えることは、あなたのためだけではなく、あなたの周りのためでもあるのです。
勇気を出して、声をあげよう、伝えよう。
そうしてもし、それで行き詰ったら、ハナヤマにご相談ください。
一度反乱を起こしたら、今までの人間関係はシャッフルされます。起こす以上はその覚悟も必要です。
「変わってしまった」と言われ、疎遠となる家族や知人も出てきます。
でも、それはあなたらしい人生に近づく一歩。
やがて、あなたが生きやすい人間関係へと、世界が再構築されます。
それは、生きづらく、しんどく、消えてしまいたい世界ではなく、あたたかく、愉快で、居心地のよい世界です。
こちら側の世界へ、早くあなたも来ませんか?