美人ノートを作った翌日。
まあ、なんだかんだ言ってもさ、「美人」なんて、1週間以内は無理だろうな……。言われても1カ月先ぐらい?ってのんびり構えていた。むしろ、酔っぱらってノートなんか作っちゃった自分に、軽い寒気さえ覚えていた。
そんな中、ノートを作って12時間後の昼間、身内の法事があった。そこで初めて会った遠縁の田舎のおばちゃんが、さらりと一言!
おばちゃん「血筋なのかしら。華山さん家の娘さん、美人だねえ」
てつこ「◎△$♪×¥●&%#?!」
まじか……いきなり? てか、ちょ…直球どストレートの「美人」認定キターーーーーー!!
今日に限ってメイクを変えた訳でもない。普通の喪服で、ひっつめ髪で、突っ立って、ただおしゃべりしていただけ。
まあ、お世辞だよね。……でも、おばちゃん、田舎と家族の愚痴ばかりだったけど、その瞬間はキラキラしたうらやましそうな目で、私を褒めてくれたように見えた。
いつもだったら、褒められた瞬間、反射的に全力で否定する。「何かの間違いじゃないですかぁ~コンタクト変えたほうがいいですよ!あははは」。
でも、私は堂々と「ありがとうございます」とにっこり微笑んで、おばちゃんの言葉のプレゼントを、さも当たり前のように受け取った。というか「この光景知っている」って思ったからだ。ノートを書いている時に、未来でそう言われている自分をたぶん想像していたのだ? これが引き寄せってやつ? いやほんと、ノートの成果、おそるべし!!
ありがとう、おばちゃん! おいら、いや私、一生忘れないよ~!