こんにちは、テツコハナヤマです。
根本裕幸さんのお弟子さん仲間が、褒め言葉を受け取るのがいかに難しいか、ブログに書いていました。
褒め言葉受け取れない人?
イエース!!!(満面の笑み)
3年前なら「褒め言葉が受け取れない王選手権」に自信満々エントリーしていました。その心は……
私のこと褒める人って何考えているの?
気持ち悪い。
うさんくさい。
絶対裏があるはず。
その魂胆を見抜いてやる。
っていうか、私のこと真剣に考えてる?
色んな人に同じこと言ってるんじゃないの?
自分はまだ実力不足。
腕立て腹筋100回やってから、受け取るか検討してみる。
いやー、今こうして並べてみると、当時の自分、面倒くさいヤツっすね。笑
3年前の私は「自分を批判する人間」が私を愛してくれる人だと信じていました。
私は両親からあまり褒められた記憶がありません。ダメ出し、批判ばかりされていました。(今思うとそういう愛し方しかできなかったのでしょう)
だから、
自分を批判する人=愛情深い人
自分を褒める人=不審者、門前払い
だったのです。
こんな調子だから、どこに行っても、パワハラ、モラハラ人間につかまってしまいます。
婚活とて同じ。私を批判して傷つける人しか、愛せませんでした。
やがて、ボロ雑巾のように、疲れ果てて、瀕死の状態になって、
恥を忍んで(笑)、生まれ初めてカウンセリングとやらを利用してみました。
そこで、信頼できるカウンセラーさんと出会ったのです。
何度かカウンセリングして、心が落ち着いてきた頃、私は質問しました。
「私は昔から褒められると、気持ち悪くなってしまうんです。どうすればいいのでしょうか?」
カウンセラーさんは優しく教えてくれました。
「テツコさん、褒め言葉は“プレゼント”なんですよ。せっかく喜んでもらおうと、リボンで結んだプレゼントをあげたのに、『気持ち悪い』って相手に思われたら、どういう気持ちになりますか?」
エーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ( ゚д゚)ハッ!
褒め言葉って、プ、プレゼント!?相手の好意だったの!?
人をコントロールする言葉じゃないの!?
それから、カウンセラーさんと褒め言葉を受け取る練習をロールプレイで行いました。
褒める方、褒めらる方、2通りの役を交互にやって、喜んでもらうのと否定されるのでは、感じ方がどう違うか、意見交換しました。
たかだか10分くらいでしたが、もう人生が180度変わるくらいの衝撃でした。
せっかく褒めても、渋い顔されるのって、むっちゃムカつく!!
あっ、これを自分はずっとやってきてしまったんだー。
おそらく数万語、いやそれ以上の褒め言葉のギフトを、廃棄処分してきた自分の人生。
素直にプレゼントを受け取っていれば、キラキラ愛され上手の女性になれたかもしれないのに。
いやあ、どんだけ人生損してきたんでしょう。
せっかく私を褒めてくれた人たちの好意を、踏みにじってきたのでしょう。
☆☆☆☆☆
以後、私は褒め言葉を頑張って受け取ろうとするようになりました。
でも、受け取れるようになるのに、意外に時間かかりました。
褒められた時、
「いえいえ、そんなことないです」→「ありがとう」と口癖を変えるハードルがどれだけ高かったことか。
背筋がゾクゾクしても歯を食いしばって、「今日も受け取れなかった」って後悔を何度も繰り返して、
1年くらいかけて「ど、どうも」ってか細い声で、やっと受け取れるようになりました。
ポイントは一人でいる時に「自分褒め」も並行して続けたこと。
これはこれで、なかなかハードル高かったのですが、
ある程度の自己肯定感があって、褒められることに慣れていないと、スムーズに受け取れないのだと実感しました。
☆☆☆☆☆
やがて月日はたち、私のレシーブ力はますます冴えわたり、
今やお世辞、勘違い、皮肉、間違いまで褒め言葉に転換して受け取れるように。
言葉のバリエーションも増えていきます。
「お目が高い」
「まあね」
「今ごろ気づいたの?もっと早く言ってよ」
「注目される人生って大変ね」
「そんなこと、言ってくれるのはあなただけよ♡」
いやぁ~人って本当に変わりますねぇ……(タバコをふかしながら遠い目で)
転職した際、吹っ切れてこんな感じのキャラにしてみたら、職場で人気が出てしまって、
私、毎日色んな人から褒めてもらえるようになりました。
そう、褒め言葉って上手く受け取ると、相手に無茶苦茶喜んでもらえるんです。
そして、年代問わず、気軽に声をかけてもらえるようになれます。
自分が気づかない良さも相手から教えてもらえるので、自己肯定感もますますアップします。いいこと尽くしのループ。
ちなみに、今の彼氏さんには会うと、1日20回くらい褒めてくれます。
彼は褒め上手なので、昔の私だったら、付き合うことも難しかったでしょう。
ま、褒められモードスイッチ入ってるといいですが、
気を抜いて自分の世界に入り込んでいる中(ストレングスファインダー「内省」モード)、
突然褒められると、ちょっと気恥ずかしい時もあります。
ま、そういう時は否定せず、照れ笑いに限りますな。うん、笑えばいいと思うよ。
以上、私の衝撃ビフォー・アフターでした!
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