空いたスペースになんか入ってきた。

 

勢いでモニター募集するのをやめた話から。

突然、へんてこな歌詞や曲が流れてくるようになった件について。
前回の記事「勢いだけが人生だ」たまにはやめてみる。そして起きた出来事。

いったい、どういうことなんだろう? と考えました。

あれから数日がたち、辞めた直後に頭の中でガンガン鳴り響いていたリズムは、徐々に収まってきています。

実は、これは初めての体験ではありませんでした。

以前、ジュンコちゃんと吉田れんさんの「マインドフルネス×セクシャリティ講座」を受けた直後の数日間、不思議なリズムが頭の中を駆け巡っていたことがありました。根本さんの女性性開放系のセミナーに参加した際にも、同様の経験がありました。この時はリズム体操風だった。

私は小さい頃から、音楽とはあまり縁のないタイプでした。絵や美術の方が得意だったので、高校では美術専攻。普段から歌や音楽を日常的に聴くわけではありません。譜面も読めないし、カラオケも誘われれば行きますが、どちらかと言うと苦手。音程外しちゃうしね。

ただ……うっすらと、思い出してしまったのです。保育園の卒業文集で、将来の夢を「歌手」と書いたことを。(アイドルが主人公のアニメ「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の影響。今でいうとプリキュアみたいな作品ね。ピピルマ ピピルマ プリリンパ♪)

大学時代はほとんど友達がおらず、一人ミュージカルの楽曲を聞いて、ファンタジーの世界に浸っていたことを。当時はyoutubeもなく、DVDも入手しずらい時代。ミュージカルのCDを聴いて、世界中の古今東西を、空想の中で旅していました。

やがて、本場の舞台がどうしても観たくなり、バイトしまくって、ブロードウェイ、ウエストエンド、東欧まで観に行きました。(この頃はコミュ障の対人恐怖でしたが、よく海外に行ったよなあ……)

そんな経験も、最近はほとんど思い出すこともありませんでした。

それが、急に昨日のことのように、観劇体験や楽曲が頭の中を駆け巡って、やまないのです。リズムに乗りながら、鼻歌フンフン、ルンルン~♪と歩いています。今だかつてないくらい、エネルギーがとても軽やかな感じ。なんなら、踊り出したい気分。

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これはおそらく、脳内のスペースをあえて「空けたまま」にしたことで、インスピレーションが湧きやすくなったのではないか。記憶の奥底、潜在意識から、忘れかけていたメッセージ、本当にやりたいことが湧きあがってきたのではないか。

根拠はありませんが、そんな風に仮説を立てました。

これまでの私だったら、空いたスペース、余裕を使って、補償行為、人助け、自己実現(思考優位で)にエネルギーを注いできました。

モニター募集もたぶんそう。(カウンセラー活動は私にとっては補償行為ではなくライフワークなので、いずれは活動再開するつもりですけどね。)

今回のモニター募集は、やりたいことだけど、かなりのところで、思考(男性性)優位でやってしまったなと思いました。

もちろん、ビジネスや起業では思考(男性性)優位で、エイッと行くべきシーンもあります。だから頑張って思考で進めた人たちも、決して間違っていない。いやむしろ、メリットも沢山ある。

ただ、物事にはタイミングがあるんですね。募集ができた人たちはタイミングだったけど、私は今回、男性性を使うタイミングではなかった。そういうことだと納得しました。

お弟子をボチボチと5年も続けていると、周りに流されずに自分の人生のペースと緩急で、カウンセリング活動を続けていく大切さを実感しています。行く人はガンガンやればいい。ペースを落とす人、休む人は、いったん引けばいい。

脳内のスペースを常に少し空けておくこと、心とスケジュールの余裕を意識して作っておくこと。それがちょっとしたひらめきやアイデアを生み出す。そのことを意識して、自分のペースを見極めながら、進んで行こうと思いました。

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テツコハナヤマ
毒親育ちが、ロックマンしか愛せず音信不通に苦しむ日々を卒業し、誠実な癒し系の旦那様と結婚。コロナ禍で出産し、産後クライシスに荒ぶりながらも「毒親育ちが居場所を見つけて、ライフワークと家族と生きる」日々を発信中。根本裕幸氏のお弟子さん1期。 詳しいプロフィールはこちら。