「私は美人」……鏡を見て、そんな言葉を到底言えない時がある。というか、そんなことばかりである。
というか、そもそも私は、自分の姿を鏡で見ることに、つい最近まで抵抗があったくらいだ。コミュ障経験者、自己肯定感が低い人は、たぶんお分かりいただけるだろう。
自分の姿を鏡で見ると、悲しくて、辛くて、存在しているのが嫌で、消え入りたい気持ちになってしまうのである。
今でも、その後遺症が少し残っている。鏡を見ても褒める要素がない。テンションが下がっている時には、そんなことも結構ある。
そんな時、ひらめいたのは、パーツ褒め!
「私の爪、スクエアーでなかなかいい形。うん、美人かも?」
「首の筋、細くてなかなか色っぽいね。うん、美人かも?」
「今日の眉毛、うまく描けてるね、うん、美人かも?」
「この産毛、繊細で可愛いな。うん、美人に生えててもおかしくないかも?」
※だんだん、とんちみたいになって来た…(笑)
全体で自分を美人と思えなくても、こんな感じなら続きそうな気がする。