出産から1カ月余り。「可愛い」と思うハードルの高さ。ものすごいスピードで1日が終わる。

出産から1カ月がたちました。

正直、睡眠とご飯、おふろの時間を確保するのに精いっぱい。
(おふろはうっかりすると入り忘れます)

覚悟はしていたものの、予想以上に自分の時間が取れません。

ママになっても、自分の時間は何とか確保する!と密かに誓っていたのに…。

ストレス発散になるので、せめてブログを書く時間だけでも確保したい。

いや、もう時間をコントロールしようとしないほうがいいのか。

子供のペースに身を委ねて、自分の時間が欲しいという思いを手放した方がいいのか。

心は揺れています。

子育て経験のある方、何かアドバイスがあったら、お願いします。

授乳とオムツ交換、泣いてあやしてを繰り返しているうちに、

毎日があっという間に終わっていく。

とにかく1日が過ぎるのが早い!

朝起きて、気がつけば夜になっている。

浦島太郎になったのか、時間軸が狂ったのか、というくらい、とんでもないスピードで毎日が過ぎていく。

お世話が義務的に、仕事のようになって「やらなきゃ、やらなきゃ」で頭がいっぱい。

「早く寝てくれないかな」「早くミルク飲み終わってくれないかな」「早く泣き止まないかな」

ああ、早く!早く!早く!

追い立てられるように、疲れた身体にムチ打って、作業をこなしていく感じ。

タイミング悪く泣き始めると、舌打ちして、「ちっ!このウ〇コ垂れ蔵め!」と悪態ついたり。

赤ちゃんとの時間って、もっと甘くてほわほわした幸せの時間だと思っていたのになあ。

そんな甘くてやわらかい時間は、自分に心の余裕があって、しかも意図しないと、なかなか確保できない。

周りの子育て中のお母さんに聞いても、時間の感覚はだいたいこんなものみたい。

「育児が楽しい。子供が素直にかわいいと思えたのは、ずいぶん時間がたってから」

そんな話をしてくれたママさんが何人もいた。

もちろん、我が子を「かわいい」と思わない母親はいない。

けれど、心に余裕を持って「かわいい」と思えるのに、そんなハードルがあることだなんて!

出産前には知らなかったよ!

ていうか、そんな育児嫌だよ―! 殺伐としてばかりの育児なんて嫌だー!

20代の体力はないけれど、年の功、知恵と知識を活かして、ココロに余裕を持ちたい。

ほわほわした幸せな時間、かわいいと思える時間を、5分でもいい、毎日味わいたい。

それで、寝かしつけの時間に、1日を振返りながら、ありがとうを言う時間を作りました。

おっぱいをあげながら、キスしながら、

「朝起きるの早かったね。

真っ赤なお洋服が似合っているね。

うんちがいっぱい出たね。

エビカニクスの曲に合わせて踊ったね。

お散歩して、会った人に話しかけられたね。

うんちゃら、かんちゃら……

今日も1日頑張って生きてくれて、ありがとう。

無事に過ごしてくれて、ありがとう。

1日一緒にいてくれて、ありがとう。

ママ幸せだよ。

明日もよろしくね。」

この言葉を唱えていると、

じんわり幸せに包まれて、涙が出てくることがよくある。

日中の殺伐とした気持ち、ムカッとした気持ちも、この数分で何とかチャラになる。

そんな感じで、殺伐としながらも、無事1カ月を乗り切ることができた。

姫よ、産まれてきてくれてありがとう。

とりあえず1カ月無事に生きていてくれてありがとう。

ママもこのカ月、頑張ってお世話してくれてありがとう。

この1カ月、お互いに生き抜いただけで、万々歳だ!

明日もよろしくね。

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テツコハナヤマ
毒親育ちが、ロックマンしか愛せず音信不通に苦しむ日々を卒業し、誠実な癒し系の旦那様と結婚。コロナ禍で出産し、産後クライシスに荒ぶりながらも「毒親育ちが居場所を見つけて、ライフワークと家族と生きる」日々を発信中。根本裕幸氏のお弟子さん1期。 詳しいプロフィールはこちら。